スコトン岬
香深港から車で40分ほど北に向かうと、日本最北限の地スコトン岬があります。緯度的には稚内の宗谷岬が日本最北端ですが「北に限りない」という意味で最北限です。その手前には平成11年3月をもって廃校になった須古頓小学校があります。
スコトン岬に着いたらまず最北限のトイレで用を足して頂きたい。そこで記念撮影をするのもいいでしょう。そして展望台まで歩いて行くわけですが、「この下民家あり、石を投げないように」という看板をお見逃しなく。北海道でも有名な看板の一つです。
この展望台の目の前にはトド島が見えます。秋から冬にかけて、サハリンからトド君達が来島します。トド島には人は住んでいませんが、もし行きたければ事前に予約すると白浜からボートで連れて行ってくれます。
尚、スコトン岬周辺は強風の日が多いので、防寒対策をお忘れなく。
ここにある売店では是非ソフトクリームを食べてみてください。
スカイ岬
香深港から北へ車で約40分の西上泊の駐車場から5分くらい歩くとスカイ岬があります。漢字で書くと“澄海岬”、その名の通り晴れた日は海が澄んで見えるところです。上空から陽光が照りつけ、海の透明感があらわになったその光景を目にすると、涙を流さずにはいられないかもしれません。また、この岬までの道中も花が咲き乱れて美しい。
レブンアツモリソウ群生地


香深港から車で約30分の浜中から左折するとしばらくして、北海道の天然記念物レブンアツモリソウの群生地があります。5月の下旬から6月の下旬にかけて、多年生のラン科の淡い黄色の花が咲き乱れます。その一輪一輪の可愛らしさはこの世のものとは思えないほど幻想的です。アツモリソウの名は鎌倉時代の平敦盛の母衣から由来します。
この群生地に設けられている保護柵の内部には絶対に入らないでください。ちなみにこの群生地は24時間体制で監視されています。だから盗掘など馬鹿な事はやめてください。もし盗掘などしたら罰金を払わなければならないし、間違いなく捕まります。それと、浜中からこの群生地に向かう交差点の神埼小学校の裏手にお釈迦様が座っておられます。昭和60年に約1500万円かけて地元の人が交通事故、災害、犯罪がないようにと願って建立されました。お釈迦様の元で盗掘でもしたら間違いなく罰があたります。よーく肝に銘じて頂きたい。
また、礼文のいたるといころにレブンアツモリソウ型の街灯が設けられています。ドライブの最中にでも注意して見てみてください。
久種湖


香深港から車で20分ほど北に向かったエリア峠を下ると久種湖が見えてきます。周囲4Km、水深6mのこの湖には鯉、鮒、ワカサギ等20種類以上もの魚が生息しています。
この湖畔には5月上旬になると満開になるミズバショウの群生地があります。ミズバショウに混じりザゼンソウ、エゾノリュウキンカ、キバナノアマナなども咲いています。
また、その頃にはたくさんの渡り鳥が北へ帰る途中に立ち寄ります。ミズバショウ群生地の駐車場からキャンプ場にかけての湖畔には片道野約30分の遊歩道が整備されており、野鳥観察場も設けられていますのでバードウオッチングも楽しみながらの散策ができます。天気のいい日には是非歩いて頂きたい。
高山植物園
香深港から車で20分ほど北に行った上泊から坂を登って行くと右手に高山植物園があります。ここではレブンアツモリソウのような希少高山植物を絶滅の危機から救おうと培養栽培されています。
ここのビジターセンターでは26種類の高山植物の資料が展示され、見本園では2万株の育成種が観測できます。
とにかくこの島の希少植物を絶滅の危機から救おうと日夜努力しているこの島の人々の心意気をここで感じ取って頂きたい。
金環日食観測記念碑
香深港から車で北へ15分ほど行った起登臼の覆道を出てすぐ左手に金環日食記念碑があります。昭和23年5月9日午前10時22分に金環日食が観測され、海外から1500名の科学者がこの島に訪れました。その時に、この学者達によって礼文島に生存する希少高山植物がクローズアップされました。
尚、この記念碑周辺には特別に駐車場が設けられていないので駐車される方は交通の妨げにならないように注意してください。よって、写真を撮ったらすぐに出発しましょう。
見内神社
香深港から車で北へ10分ほど行った香深井に赤い色の見内神社があります。この神社は安産事例の神として祭られ、表玄関が海の方を向いている不思議なところです。
この名の由来は、昔々礼文アイヌの若き隊員カルシアルの帰りを待つ愛する妻セレナが涙を流しながら帰らぬ夫の帰りを待ち続け、とうとう岩になってしまい、その岩を見ると不幸になると言われ、村人はこの地に神社を設け、そのいわれを信じここを「見ない」で通るというところから見内神社と名付けられました。
尚、ここにも特別設けられた駐車場はないので、周りの交通の妨げにならないよう注意してください。
桃岩展望台
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香深港から車で西へ10分ほど向かったところに桃岩展望台があります。もし、礼文島で花が観察できるところを一ヶ所だけ挙げろと言われたら、おそらくこの展望台周辺を薦めるでしょう。5月下旬から8月にかけて入れ代わり立ち代り色とりどりの花々が姿を現します。美しいからといって絶対に盗ったりしないでください。ちゃんと監視員がいるのでもし見つかれば捕まります。何れの場所でもですが、柵の内側に入って植物を痛めるようなことも絶対しないで頂きたい。
この展望台の目の前には高さ250mの桃の形に似ているところからそう呼ばれる桃岩があります。さらに海の方に目をやると高さ25mの猫が座り込んだような形の猫岩があります。
ちなみにこの展望台から見る利尻富士も筆舌に尽くしがたいのは言うまでもありません。
尚、桃岩展望台まで車で行かれる場合はより一層注意してください。展望台まで向かう山道は道が細い上に周りは断崖です。それに歩行者も多い。もし、対向車が来ているのがわかったら近くの待避所で待機しましょう。また、元地方面から山道に入る場合、カーブが登り切れないので、ここに向かう時は香深方面から入る方が良いでしょう。それと、坂を下って再び一般道に出て元地方面に向かう時は一回でハンドルを切ろうとせずに切り替えしてハンドルを切ってください。でないと車の底を擦ってしまいます。
桃台猫台


香深港から車で西へ10分ほど向かい、元地トンネルを抜け、くねくねと坂を下りきったところを左に曲がると桃台猫台と呼ばれる展望台があります。この展望台は海に向かっては猫岩が、山に向かっては桃岩が見えます。
案外見逃しそうなところですが、霧がかかっている時に無理して桃岩展望台に行くよりもこちらに来た方が良いでしょう。桃岩展望台と違って、ここから見る桃岩はその形がはっきりと桃の形であることがわかるでしょう。
また、ここから見る海もきれいで、エメラルドグリーンです。元地方面に目をやると地蔵岩も姿を現しています。
静かなところなので是非立ち寄って頂きたい。
元地海岸
香深港から車で西へ20分ほど行ったところに元地海岸、通称メノー海岸があります。ここはスコトン岬と並んで礼文島の観光のメッカで、その名の通り浜辺ではメノー拾いができます。たかがメノーと思うかもしれませんが、かつては高額で取り引きされていたこともあります。金魚鉢に入れれば透明になるので試してみてください。しかし、多くの観光客が持って帰る現在では、メノー探しは容易ではありません。メノーを探すのなら海がしけた次の日なんかいいかもしれません。また、当民宿から200mほど進んだ浜辺の方がメノーの数は多いので、夕食後でも夕日を見ながら探すのもいいでしょう。
メノー海岸から売店が建ち並ぶ通りをしばらく行くと、地蔵岩が間近に見えてくる。高さ50mもある地蔵岩はかつて8時間コースのゴール地点でもありました。
尚、この地蔵岩への立ち入りは、落石のため現在は禁止となっていますので絶対に立ち入らないでください。
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